デュアルSIMにしたら着信はどうなるの?
iPhoneで2つの番号の同時待ち受けはできる?
同時待ち受け可能な機種は?
結論を言うと、iPhoneなら2つの番号を同時待ち受けできます。
どちらの番号からも着信可能!
同時待ち受け可能な機種はこちらで紹介してます。
ただし、同時に着信が来た場合など例外もあるので、記事の中で解説していきます。
そもそもデュアルSIMが何かわからない方のためによくある質問をのせておきます。
それではiPhoneのデュアルSIMの同時待ち受けについて解説していきます。
以下の記事でデュアルSIMで電話番号はどうなるのか解説しているので合わせて参考にしてください。
着信はどうなる?iPhoneは同時待ち受け可能!
iPhoneは同時待ち受け可能です。
以下画像の様にどちらの電話番号にかかってきても着信されます。(楽天モバイルとOCNモバイルONEのデュアルSIM)
このように、どちらの電話番号でも通話を受信することができます。
ですが、「どんな状況でも」というわけではありません。
できないことも紹介していきます。以下ができないことになります↓
それではそれぞれ解説していきます。
モバイルデータ通信の切り替えをオフにしているとデフォルトの音声回線しか受信できません。
モバイルデータ通信の切り替えをオフにするデメリットは以下の2つ。
- デフォルトの音声回線しか受信できない
- デフォルトの音声回線以外の回線に通話が来ても履歴が残らない
上記のデメリットがあることは知っておきましょう。
モバイルデータ通信の切り替えをオフにしていると、デフォルトの音声回線以外のSIMは圏外扱いとなりますので、注意してください。
また、モバイルデータ通信の切り替えをオンにしていると、着信履歴はSMS等で届きますが、モバイルデータ通信の切り替えをオフにしていると、着信履歴は残りません。
片方のSIMで通話をしている最中は、もう片方のSIMでモバイルデータ通信ができません
一方のSIMで通話をおこなっている最中は、もう片方のSIMでモバイルデータ通信ができません。
例えば、楽天モバイルとLINEMOのデュアルSIMの場合、
ソフトバンク回線(LINEMO)で通話しているときは、同時に楽天モバイル回線で着信したり、インターネット検索をしたり、LINEでメッセージを送信したりすることはできません。
同時に着信が来た場合は、デフォルト回線のみの受信
同時に着信が来た場合は、デフォルト回線のみ通話を受信できます。
デフォルト回線の変更方法はこちらで解説しているので、参考にしてください。
片方の回線の通話中にもう一方の番号に電話がかかってきたときは着信できない
また、デフォルトの音声回線に着信中、もう片方のキャリアに着信があった場合は出られません。
たとえば、片方の回線での通話中にもう一方の番号に電話がかかってきても着信できません(圏外扱いになる)。
圏外扱いになった場合は、発信者に音声メッセージで、「おかけになった電話番号は電源が入っていないか、電波の届かない場所にあるため、かかりません」とアナウンスが入ります。
デュアルSIMで電話を発信するときはどうなる?
発信する際は以下の様に「どちらのキャリアで通話するか」選べます。
上記の画像が出ない方は、以下の2点を確認しましょう。
- モバイルデータ通信切り替えがオンになっているか
- モバイル通信が2つの回線ともオンになっているか
モバイルデータ通信の切り替え方法はこちらで紹介しています。
モバイル通信をオンにするやり方は以下↓
上記がオンになっていないと、通話できませんので注意してください。
iPhoneの同時待ち受け可能な機種(dsds機種)
デュアルSIMの種類には以下の4つがあります。
- DSSS(Dual SIM Single Standby)
- DSDS(Dual SIM Dual Standby)
- DSDV(Dual SIM Dual VoLTE)
- DSDA(Dual SIM Dual Active)
①のDSSS以外は同時待ち受け可能な種類。
iPhoneは②のDSDSになります。
apple公式サイトでも以下の表記があります。
DSDS (Dual SIM Dual Standby) テクノロジーを採用しているので、両方の SIM で電話の受発信ができます。
eSIM でデュアル SIM を活用する – Apple サポート (日本)
以下がデュアルSIM対応のiPhone機種になります。
- iPhone 14
- iPhone 14 Plus
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Pro Max
- Phone 13
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 12
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone XS Max
- iPhone XR
iPhoneX以前の機種はeSIM非搭載なのでデュアルSIMに対応していません。
iPhoneで同時待ち受けできない時の対処法
iPhoneで同時待ち受けできない時の対処法は以下↓
それでは詳しく解説していきます。
モバイルデータ通信の切り替えを許可にする
モバイルデータ通信用ではない回線で通話中は、「モバイルデータ通信の切り替えを許可」がオンになっていないと、ほかの回線からの通話を受信できませんので気を付けましょう。
appleの公式サイトにも以下の記述があります。
通話中に、もう片方の電話番号の通信事業者が Wi-Fi 通話に対応している場合は、ほかの番号に着信した通話にも出ることができます。モバイルデータ通信用ではない回線で通話中は、「モバイルデータ通信の切り替えを許可」がオンになっていないと、ほかの回線からの通話を受信できません。
eSIM でデュアル SIM を活用する – Apple サポート (日本)
モバイルデータ通信の切り替えをオンにするやり方は以下↓
以下画像で解説します。
iosは最新版にアップデート
同時着信できない場合は、iosが最新版か確認しましょう。
アップデートしていないと、「最新の機能を使えない」、「不具合が発生する」、「アプリが使用できなくなる」といったトラブルが発生する可能性があります。
iOS 12 をご利用の場合、別の番号を使用中にかかってきた電話に出るには、iOS 13 以降にアップデートしてください。
eSIM でデュアル SIM を活用する – Apple サポート (日本)
余計な不具合を防ぐためにもiosは最新版にしておきましょう。
デュアルSIMの回線切り替え方法
デュアルSIMの回線切り替えは以下の3つがあります。
それでは、詳しく解説していきます。
デフォルトの音声回線の切り替え方法
デフォルトの音声回線とは、その名の通り「デフォルトで着信、発信する回線」のことです。
切り替え方法は以下↓
通話アプリの回線の切り替え方法
通話アプリでの切り替えはま以下の手順で行います。
- 通話アプリを開く
- キーパッド
- 回線をタップ
- 発信したい回線を選択
上記画像の上の方で発信するキャリアを変更できます。
データ通信の回線の切り替え方法
モバイルデータ通信の回線を切り替えることで、データ通信(Web閲覧や動画視聴などの際)のデフォルト回線を設定できます。
以下が切り替えの手順↓
デュアルSIMはバッテリー消費が早くなる?
実際に僕がシングルSIMとデュアルSIMのバッテリーの消費量を検証した結果、どちらもバッテリーの消費量は変わりませんでした。
検証の条件は以下↓
- 端末は2台
- デュアルSIM(ahamo+mineo)
- シングルSIM(ワイモバイル)
- 画面常時点灯の状態で2時間放置
- 充電は100%の状態でスタート
結果は、なんと同じバッテリーの消費量でした!
2時間後、デュアルSIMの端末が100%→92%、シングルSIMの端末が100%→92%と全くバッテリーの消費量は変わりませんでした。
以下が検証の画像です。
このようにデュアルSIM端末の場合、19:44~21:44の2時間でバッテリーは100%→92%に。
続いてシングルSIM↓
このようにシングルSIMも同様に、23:31~1:31の2時間でバッテリーは100%→92%に。
結果、デュアルSIMもシングルSIMどちらでもバッテリーの消費量の違いはありませんでした。
また、デュアルSIMの片方のSIMをモバイル通信オフにした時のバッテリーの消費量も検証したところ、こちらも消費量に差はありませんでした。
ですので、デュアルSIMにするとバッテリー消費が早くなると言われているのは間違い。
僕もこの検証結果には少し驚きました!
以下の記事でデュアルSIMのバッテリー消費は本当に早いのか?詳しく検証しているので参考ください。
デュアルSIMのおすすめ最強組み合わせ
デュアルSIMの最強組み合わせは、人により違います。
あなたの月のデータ通信量、通話量、使い方で選びましょう。
以下の記事で、詳しくデュアルSIMの最強組み合わせを紹介していますので参考にしてください。
上記記事でも紹介していますが、最強のデュアルSIMの簡単な選び方は、以下の3つのキャリアを主回線・副回線どちらかで利用することです。
- 安く済ませたいならpovo2.0との組み合わせ
- 通話を長時間したいなら楽天モバイルとの組み合わせ
- データ通信無制限ならmineoとの組み合わせ
3つのキャリアそれぞれのメリットを簡単に紹介します。
まずは、povoをデュアルSIMの副回線として利用するメリット↓
- 基本料が無料
- トッピングした分だけ支払う料金体系
- 高品質な通信品質
なんといっても基本料無料がデュアルSIMとの相性抜群!
以下の記事で、povoと相性がいいデュアルSIMの組み合わせを詳しく紹介しているので参考にしてください。
\基本料0円~自分でカスタマイズできるスマホプラン /
続いて楽天モバイルをデュアルSIMの主回線として利用するメリットは以下↓
- どれだけ通話しても通話料無料
- 楽天市場の買い物がお得になる(SPU+3倍)
- もし通信が不安定でもデュアルSIMなら安心
楽天モバイルは、通話料無料が最大のメリット!良く通話するなら外せないキャリア!
以下の記事で、楽天モバイルと相性がいいデュアルSIMの組み合わせを詳しく紹介しているので参考にしてください。
最後にmineoをデュアルSIMの主回線として利用するメリットは以下↓
- ギガ使い放題が月額990円
- デュアルSIMにすることで通信制限も回避可能
- 3つのキャリアから回線を選べる
mineoはギガ使い放題で月額990円の超コスパキャリア!ギガを気にせず消費したい方は必ず入れたいキャリアです。
以下の記事で、mineoと相性がいいデュアルSIMの組み合わせを詳しく紹介しているので参考にしてください。
上記3つのキャリアは、デュアルSIMにもってこいのキャリア。
確実に使いやすく、お得なデュアルSIMにできることを約束するので、検討してみてください。
番外編:香港のiPhoneはSIMカード2枚でデュアルSIM可能!
これまで紹介した日本のiPhoneは、デュアルSIM運用をする際、eSIM×2枚もしくは、eSIM×1とSIMカード×1の組み合わせでしか実現できません。
また、日本のiPhoneでカメラのシャッターを切った際「カシャッ」というシャッター音が鳴ります。
しかし、香港のiPhoneは特殊。
以下のメリットがあります↓
- XSシリーズで香港版が物理デュアルSIM対応
- 「カメラのシャッター音が鳴らない」
- 日本のappleストアで修理可能
なんと、香港のiPhoneはデュアルSIMを物理SIMカード2枚でデュアルSIM運用が可能。
さらに、カメラのシャッターを切った際「カシャッ」というシャッター音が鳴りません。無音です。
壊れた場合も実は、日本のappleストアにもっていけば修理まで可能。
海外製品だからとめんどくさいことはありません。
このようにメリットの多い香港版iPhoneは、ガジェットマニアからライトユーザーまで、かなり幅広いユーザー層に人気が出てきています。
作者も気になっているので、もし購入すれば記事にしたいと思います。